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石・西京
アート事務所
My Story
2016年、旅行気分で日本中部の田舎町にやってきた。日本語をより良く学び、練習するために、日本に来てから半年後、上田市立美術館で日本で初めての企画展を開催した。この展覧会がきっかけで、日本でのアートキャリアが始まった。
日本に来る前、私は約10年間、商業写真や芸術写真に携わる写真家として活動していた。私にとって、写真の本質は、観客が作品を見た後、目を閉じても私が創造した仮想のシーンを思い浮かべられるようにすることだ。一瞬で、観客に無限の想像空間を生み出す画面を提供することを目指していた。
しかし、写真作品の中で表現できる一瞬の限られた空間が狭すぎると感じ、より広い空間や多様なコンテンツを用いて、新しいシーンを虚構する方法として、展覧会の形で表現を試み始めた。
私にとって、アート作品は視覚や触覚など、基本的な感覚の満足のためだけに存在すべきではない。私は、観客が作品を見終えた後、目を閉じた時に脳内で浮かび上がるイメージを追求している。
商業写真家から写真家、そして現在のキュレーターへと変わってきたが、アートに対する理解は変わらない。
私は純粋なビジネスマンではないし、商業活動に専念できるわけでもない。スタジオを設立したのも、私自身がもっと良い機会、より多くの時間、そして資金を得て、アートの探求を続けられるようにするためだ。
このスタジオの設立が、私と同じようなニーズや背景を持ち、アートを愛しているが、現実から完全に離れられない人々の助けになればと願っている。
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